経営者インタビュー

内野社長

どんな会社ですか?

よく勘違いされるのは、社名に「豊田」って名前がついているので自動車メーカーのトヨタ系列じゃないのかって。だから、先入観で自動車の整備をしている会社じゃないかって言われますね。間違いじゃないけど、一般的な自動車の整備は10%くらいで残り90%は特殊車輌の整備・修理・車検をする会社です。でも、私自身も入社の際に誤解してましたから(笑)。続けてこれたのは特殊車輌・機械の整備・修理には、他にない魅力があるから。私からすれば最近の自動車の整備はつまらない。どんどん電化していて整備士にあまり出来ることがないからです。それと比較したら機械はよく壊れるので私たちが出来ることがたくさんあって楽しいんです。一般的に、機械がよく故障する理由は、1日中現場で稼働していることが多いからです。

お客様にどんな価値を提供する仕事ですか?

特殊車輌というのは現場で作業をするためのお金を稼いでくれる車。お客様が1番困るのは、大きな特殊車輌が道路で動かなくなる、立ち往生してしまうこと。故障は必ず現場で起こるんです。一般的に、作業は通行規制をかけて行なわれているから、車輛が故障してしまったらずっと動かないまま、通行規制が解かれないままになってしまいます。こんなことが万が一にも起こるようでは困るし、地域にも大迷惑をかけてしまうから、そうならないように定期的にきちんと整備しておかないといけませんよね?と私たちは提案するわけです。

お客様の立場からすればスピーディーに修理してもらって一刻も早く現場復帰したいのが本音。お客様もユーザー向けにサービス提供しているわけだから、故障や立ち往生による被害が最小限になれば、私たちの仕事は業者さんから喜んでもらえる。ですから、スピードはとくに大事な要素です。いかに点検・整備・修理のスピードを上げることが出来るか。修理のスピードは人によって違うし、営業範囲を広げすぎると現場までの移動時間が長くなって到着が遅れてお客様に迷惑をかけてしまう。スピーディな修理のお陰で被害を最小限にできて良かった」と言ってもらえることが私たちのビジネスの価値。お客様からすれば、現場まで飛んで駆け付けてスピーディーに修理してくれ、安心して運転して帰ることができる。もしウチが行かなかったら、一般の方にも迷惑をかけてクラクション鳴らされたり、文句言われたり。そのうえ警察からも注意を受けたりして気が気じゃないですよね。

サービスエンジニアの仕事とは?

お客様が納得してくださるサービスと技術力。そして値段。お客様目線でどこまで修理すべきなのかを一緒に考える。会社の経営状況や考え方、価値観もお客様それぞれなのでコミュニケーションをしっかり取ってお客様が納得された上で修理をしていく。特殊車輌はもともとの車両価格が数千万円だったりと高価なものなので修理代に驚かれれるお客様もいます。100%の完璧な整備をすると何百万円って修理代がかかってしまうことも。お客様の事情によっては、あと2年くらい使えればいいから、こことここは修理して、ここはしないでおくという風に提案していく。そんな風にどこまで、どのレベルで修理していくかをお客様と一緒に考えていくのがサービスエンジニアの仕事です。普通自動車の「車検」とは違い、特殊車輌など労働安全衛生法(施行令)で指定された一定の機械については、定期自主検査(年次・月次など)を行う必要があります。

職場の雰囲気はどんな感じですか?

本来、技術屋って寡黙な人が多いんです。でも、一般的な工場とか技術職の職場と比べたら、うちの人間はよく喋るし、コミュニケーションも密な方だと思いますよ。私が工場長だったときは「現場」を回しまくっていましたね。現場の共有情報から雑談までずっと喋りまくっていました。なんだかんだ言って、仕事ってそれが1番大事かなって思います。職場のイベントもコロナ前は年2、3回(春・夏・冬)は食事会を開催して、社員旅行も3年に1回程度実施していて、東京方面、九州方面、メーカーの工場見学にも行ったり、名古屋のトヨタ博物館にも行きました。

趣味やハマっていることがあれば教えてください。

趣味は旅行全般。ここ10年で旅行に行くことが増えて、嫁さんとだったり、経営者仲間だったり。いろいろ行きましたが、その中でもとくにシンガポールは良かったですね。

休日は妻との買い物、ドライブしたり、温泉に行ったりとか。古いクルマが好きで、ガレージに保管してあるのでヒマがあると触りに行ったりして、タレントの所さんの「世田谷ベース」みたいな感じで楽しんでいます。昭和レトロなものも収集していて、私が生まれ育った時代のレトロゲームが好きなんです。旅行に行ってもレトロな居酒屋や、レトロな喫茶店を探して実際に行ってみたり。映画『二丁目の夕日』に出てくるような扇風機とかレコードとか集めてるんですよ。私からすると、最近のものって魅力がないように感じてしまうんですよね。

最後に、新しく入ってくる方へのメッセージをお願いします。

最初はわからないことばかりで大変だとは思いますが、先輩たちに何でも聞いて、自分で解決するのではなくて、お互いが助け合って仕事をしてください。そうすることが成功への近道です。

豊田車輌は、お客様の「困った」を解決する会社です。アピールしたい部分は、人間的にも大きく成長できる会社だということ。エンジニアは仕事をしていくなかで様々な問題解決をしていくことになります。それを1人で解決するのではなくて、みんなで知恵を出し合い、助け合って困難なことも解決していける経験を積むと、成長する速度が飛躍的に高まります。豊田車輛の仕事の方針は「三方よし」の精神。一方が良いだけでは駄目で、自社も、お客様も、地域社会も皆が良くなるように仕事をしていきたいと思っています。

また、地域の中小企業では、現場を支える縁の下の力持ちである「技術者」がどんどん少なくなっているので、技術者を育てていきたいと強く思っています。あなたも将来引く手あまたとなる技術を身につけてバリバリ活躍してみませんか。

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